こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)
前回は平安時代の歯磨き習慣についてお話しましたが、
今回は鎌倉時代の歯磨き習慣についてです🙋🏻♀️💙
鎌倉時代初期に禅の教えを説いた道元の「正法眼蔵」は
日本思想史上重要な書となっていますが、
その中に「洗面」の巻があります📖
とても細かく洗面の作法を述べているので一部をご紹介します☟
💡洗面台で面桶に湯を入れ棚に置く
💡右手に楊枝を持ち華厳経を唱える
💡楊枝の片方を細かくよく噛む
💡歯の表面と裏側を磨くように擦る
💡歯茎と歯と歯の間も丹念に磨く
💡その間お口を何回もすすぐ
💡楊枝で舌をよくこする
💡血が出たらやめる
💡楊枝は目立たないところに捨てる
💡洗面桶の湯をすくい額から両方の眉毛・目・鼻の孔・耳たぶの裏などをくまなく洗う
洗面は、規律と作法にのっとった生活を送る禅宗の僧にとって、修行の一つでした💭
そして、現代の修行でも同じように行われ続けています🦷
また、歯のお手入れの決まりがあるのは仏教だけではなく、
イスラム教も1日5回の礼拝の前にお口の中を清潔にすることを勧めているようです❗
歯ブラシが広まる前は、食べかすや歯垢をこすりとる道具として、
世界各地の木の枝・草・木の実などが利用されてきました🌳
アラックという砂漠地帯に生える木の枝で作られた「ミスワーク」は、
表皮を剥がして先端を水に浸し、手でほぐすと簡単にブラシ状になり、
風味はハッカのような爽やかさがあります🌿
お口のことで何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください🚗💨
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