こんにちは、清瀬いんどう歯科の田中です(^.^)
今回は平安時代の歯磨き習慣についてお話します🎐
みなさんは国宝の「病草紙(やまいのそうし)」ご存知でしょうか?💡
病草子とは、平安時代末期から鎌倉時代初期に描かれた絵巻物です📖
病草子には、色々な病気に苦しむ人の様子が描かれていますが、
その中にこんな説明文があります❕☟
「一人の美しい女性がいた。女に惹かれる男たちは彼女に近づこうとした。
しかし、近づくととたんに鼻をつまんで逃げ出してしまう。耐え難い口の臭さなのだ」
この絵の題名は「口臭の女」で、口腔ケアが浸透していなかった当時は、
口臭に悩む光景はありふれたものだったのかもしれませんね🤔💭
また、こんな言葉は聞いたことありますか?☺️
「起床後は、まず自分の一生を支配する属星(ぞくしょう)の名を七回唱えよ」
これは、平安時代の貴族、藤原師輔(ふじわらのもろすけ)が残した家訓です🏠
属星とは、陰陽道 (おんようどう) で生年によって決まり、
その人の運命を支配するという星のことです🌟
そして藤原師輔は朝、貴族がなすべきことを次のように挙げました❗
「鏡で顔を見て、暦で吉凶を占い、そして楊枝を使い、西を向いて手を洗うこと」
「仏名を唱え、信仰している神社を念じよ」
このことからわかるように、平安貴族の間では朝食の前に
楊枝を使ってお口の中を清潔に整えることが作法になっていたようです😁
それから400年程経った江戸時代、日本初の歯磨き粉が登場します✨
当時、江戸でも人出の多かった浅草・浅草寺の境内には
実に200軒以上に昇る房楊枝屋が並んでいて、
「江戸買物独案内」という現代でいうタウンガイドブックには
江戸の歯磨き粉専門店や歯医者・入れ歯師の案内が数多く書かれ、
江戸の人々の歯磨きに対する関心の高さがうかがえました👍🏻💙
NEXT▷▶▷鎌倉時代の歯磨き習慣🦷
Instagram📱Twitter @kiyose_indo
https://www.instagram.com/kiyose_indo/