こんにちは、清瀬いんどう歯科の佐藤です|ω・)
お口の中の代表的な病気は歯周病と虫歯です🦷
歯周病は日本人が歯を失う原因として最も多い病気で、
虫歯は子供から大人まで悩まされる辛い病気です。
歯周病と虫歯では、どちらもプラークの中に潜む細菌が要因となる点は
同じですが、細菌の種類は全くの別物です👿
歯周病菌にはいくつかの種類がありますが、中には女性ホルモンを
エネルギー源として活動する歯周病菌もあり、男性よりも女性の方が
歯周病になりやすいというのはこのことが理由になっています。
虫歯は主にミュータンス菌と呼ばれる細菌が原因で、こうした虫歯菌の出す
酸によって歯が溶かされることで虫歯になります。
このように歯周病と虫歯の原因菌はどちらもプラークの中に存在しているものの、
発症の要因となる細菌の種類は異なります。この為、歯周病と虫歯が
同時に発症するとは限らず、どちらか一方が発症する場合もあります。
【症状の違い】
*歯周病
歯周病と虫歯はどちらもお口の中の病気ですが、起こる症状は異なります。
歯周病は文字通りお口の中の病気で、歯肉の病気です。
発症すると歯肉が炎症を起こし、その影響で歯肉が変色したり、
腫れたりします。やがて進行すると歯槽骨が溶かされていきます。
歯槽骨が溶かされると歯は支えを失うことになり、グラついて抜けてしまいます。
*虫歯
虫歯は歯の病気で、虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされることで起こります。
症状としては歯に穴があき、進行することでその穴はどんどん深くなっていきます。
穴が深くなることで、象牙質・神経まで到達し、それに伴って激しい痛みを感じます。
そして、最終的には歯がボロボロになってしまいます😱💦
歯周病と虫歯では起こる症状が全く異なりますが、「最終的に歯を失う」という点は同じです。
【治療方法】
*歯周病
歯周病の治療方法の基本は、お口のクリーニングとプラークコントロールです。
歯科医院で歯石や歯周ポケット内の清掃を行い、
ご自身でも歯磨きを中心としたプラークコントロールを行うことで治せます。
進行している場合は、容易には治らず、状態によって歯肉を切開するフラップ手術を行います。
*虫歯
虫歯は「歯を削って詰め物を入れる」が治療方法の基本です。
歯を削る範囲は虫歯が進行しているほど広くなるため、
治療において痛みを伴うと判断された場合は麻酔を使用します。
虫歯の進行度によっては神経の除去・根管を清掃・消毒する根管治療を行います。
【自覚症状】
自覚症状とは病気になっている時に感じる症状です。
自分が歯周病や虫歯であることに気付くきっかけとなる、その意味では大切な症状です。
歯周病の場合は、歯肉の腫れや変色、さらにささいな刺激で歯肉から出血するようになります。
また中期段階になると歯肉が退出する為、その影響で歯肉が下がって歯が長くなったように見え、
一定以上歯槽骨が溶かされてしまうと歯がグラつき、歯に触れると動くなどの自覚症状があります。
虫歯の場合は「痛み」という分かりやすい自覚症状があります。
正確には虫歯が象牙質まで進行することで痛みを感じるため、
完全な初期段階の虫歯においては痛みの自覚症状はありません❕
その為、自覚症状として分かりやすいのは痛みを感じる虫歯です。
歯周病は目立った自覚症状がないことから気付きにくく、
「静かに進行する病気」と表現されています。
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